内科について
風邪・発熱・頭痛・腹痛などの一般的な体調不良はもちろん、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病なども含めて、総合的に診察いたします。どの診療科に行けばよいかわからない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
主な症状
- 発熱
- 咳
- 鼻水
- 頭痛
- のどの痛み
- 胸の痛み
- 動悸・息切れ
- 胸部の圧迫感
- 呼吸が苦しい
- 脈の乱れ
- めまい
- 足のむくみ
- 腹痛
- 嘔吐
- 便秘
- 下痢
- 血尿
- 倦怠感
- 体重の急な減少
- 食欲がない
など
主な疾患
- 高血圧
- 脂質異常症
- 痛風
- 甲状腺機能障害
- 糖尿病
- 貧血
- 花粉症
- 気管支喘息
- 膀胱炎
- インフルエンザ
など
上記以外の症状・疾患でも、まずはお気軽にご相談ください。
内視鏡検査(胃カメラ)
苦痛の少ない内視鏡検査
胃カメラには「苦しい」「つらい」といったイメージがつきものでしたが、経鼻内視鏡の登場でそのイメージはだいぶん変わってきたように感じます。カメラも昔と違い細くなり、性能もよくなっていますので、決して怖いことはないと思います。
鼻からのルートを通ると挿入時も、そして胃の中に入ってからも舌根部に触れることなく検査を落ち着いて完了することができます。しかも、しゃべることもできます。
六甲道診療所では 検査が見る画面とは別に検査を受けていただく方の正面にもカメラの画面を設置しておりますので、検査の一部始終を見ることができます。ですから、検査中の気分や 画面を見ていたときに疑問に感じたことをその場でしゃべっていただいて、検査医と会話してただくことができます。
内視鏡検査の流れ
① ご予約
事前にお電話で検査のご予約をお取りください。
② 検査前日
前日の夕食は、夜9時までに済ませてください。
夕食のメニューはアルコール摂取、脂質の多いもの、繊維質の多いものは避けてください。
夜9時以降は絶食ですが、水分(水またはお茶)の摂取は可能です。
③ 検査当日
検査当日は絶食でお越しください。1時間前まででしたら、コップ1杯程度の水分(水またはお茶)でしたら、飲んでいただいても構いません。
予約の15分前までにご来院いただき、問診票・同意書をご提出後、お荷物を院内のロッカーにお預けいただきます。
④ 検査準備
内視鏡室にお入りいただき前処置を始めます。
まず、胃の中の泡を消す消泡剤をお飲みいただき、次いで鼻の通りを広くする処置をし、最後に内視鏡を通す方の鼻の穴に麻酔をします。
⑤ 検査開始
検査そのものはおおよそ5~10分程度ですが、詳細な検査が必要な場合には、さらに10分程度かかる場合もあります。検査終了後はしばらくお休みいただきます。これは安全のための方策となります。気分が悪い時はお申し出ください。
⑥ 検査結果の説明
検査結果の説明を行います。検査医師が患者様へ直接ご説明いたします。
肺機能検査
肺機能検査は、空気を吸える量と吐き出す量を検査することで、喘息や気管支炎、肺気腫など、肺や気管支の障害の程度を調べたり、呼吸状態を評価する基本的な肺機能の検査に加え、「肺年齢」を調べることができます。
「肺年齢」とは、実年齢との乖離から呼吸機能の異常を早い段階で認識してもらう概念です。「肺年齢」を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や禁煙指導、呼吸器疾患の早期発見・早期治療に活用いただけます。
がん検診・健康診断
六甲道診療所では神戸市のがん検診や各種健康診断を行っております。
自覚症状を感じにくく、気が付いたときには病状が進んでいる厄介な生活習慣病。なによりも早期発見が大切です。「健診結果が心配だから」「若いから大丈夫」「健康には自信がある」と思っている方こそ、ぜひ、年に一度は健康診断をおすすめします。
神戸市国保特定健康診査
糖尿病等の生活習慣病の予防やメタボリックシンドロームに着目した健診です。積極的に受診しましょう。
対象者 | 実施年度の4月1日に神戸市国民健康保険に加入している方で、当該実施年度に40歳から75歳となる方(75歳未満の方に限ります)。対象となる方には個別に受診券が送付されます。 |
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検査内容 | 問診、身体計測、血圧測定、脂質、肝機能検査、血糖、尿検査、腎機能(必要な方は貧血検査、心電図、眼底検査) |
自己負担金 | 無料 |
申し込み | 受診券が届きましたら、ろっこう医療生協の医療機関へお申し込みください。 |
神戸市肺がん検診
喫煙や受動喫煙のある方。また、仕事や震災で石綿(アスベスト)に暴露した方は特に受けて頂きたい検診です。
対象者 | 当該年度に40歳以上の誕生日を迎える方(1年に1回) |
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検査内容 | 問診、胸部直接X線検査(喀痰細胞診:問診で必要とされた方のみ) |
自己負担金 | 1,000円 |
申し込み | ろっこう医療生協の医療機関へお申し込みください。 |
神戸市後期高齢者健康診査
対象者 | 満75歳以上等の後期高齢者医療制度加入者で、生活習慣病の治療中でない方 |
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検査内容 | 問診、身体計測、血圧測定、尿・血液検査 |
自己負担金 | 無料 |
申し込み | ① 4~7月に神戸市けんしん案内センター(078-262-1163)へ受診券の申込み。 ② 受診券が届きましたら、ろっこう医療生協の医療機関へお申し込みください。 |
神戸市胃がん検診
神戸市の検診としては2年に1回ですが、ピロリ菌がいた方は、毎年の胃カメラがおすすめです。
対象者 | 当該年度に50歳以上の偶数歳の誕生日を迎える方(2年度に1回) |
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検査内容 | 問診、内視鏡検査 |
自己負担金 | 2,000円 |
申し込み | 灘診療所、六甲道診療所、東雲診療所へお申し込みください。 |
神戸市認知機能検診
認知症は進んでしまうと自覚がなくなります。将来の準備ができるうちに検診を受けておきましょう。毎年受けて比較するのも大切です。
対象者 | 受診する年度内に65歳以上になる方 |
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検査内容 | 受診した医療機関で疑いが「ある」か「ない」かの結果をお知らせします。 認知症の疑いが「ない」方…1年後に認知機能検診(第1段階)を受診することをおすすめします。 認知症の疑いが「ある」方…認知機能検診(第2段階)の受診をご案内します。 |
自己負担金 | 無料 |
申し込み | ① 神戸市へ受診券の申込み。 神戸市総合コールセンター(078-333-3330 年中無休9~21時) ② 受診券が届きましたら、ろっこう医療生協の医療機関へお申し込みください。 |
健康診断
ろっこう医療生協では、年に一度の健康診断をお勧めしております。
また、入学、就職時の健診も行っております。
健康診断名称 |
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一般健診 |
一般健診(胸部レントゲンあり) |
事業所健診(労基法に基づく健診) |
ABC健診(胃がんリスク健診) |
※ 費用についてはお問い合わせください。
オプション検査
検査名・内容 | 組合員価格 |
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肝炎ウイルス検査:採血によるB型、C型の肝炎検査 | 2,200円 |
前立腺がん検査:採血によるPSA精密測定 | 1,100円 |
追加採血:ご希望の項目を行います | 採血項目による |
検便:O-157、赤痢、サルモネラ、チフスなど | 3,300円 |
※すべて消費税込みの価格です。
予防接種(成人向け)
六甲道診療所では下記の予防接種を承っております。
小児向けの予防接種は小児科のページをご確認ください。
公費補助のある予防接種
ワクチン | 接種回数 | 料金 |
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高齢者インフルエンザ | 1回 | 1,500円 |
高齢者肺炎球菌 | 1回 | 4,000円 |
※以下の対象者は自己負担額が無料となります。
- 生活保護世帯に属するもの
- 市民税非課税世帯に属するもの
- 中国残留邦人等支援給付制度受給者
- 神戸市における公害被認定者
自費での予防接種
ワクチン |
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麻しんまたは風しん(単抗原) |
インフルエンザ(13~64歳) |
A型肝炎 |
B型肝炎(小児以外) |
狂犬病 |
※ 費用についてはお問い合わせください。
禁煙外来(現在休止中)
禁煙外来では、あなたの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守ります。
また禁煙治療は、2006年から健康保険が適用され、患者様の負担も軽くなりました。
禁煙治療を健康保険で受けるためには一定の要件があり、初回の診察で医師が確認いたします。
なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができます。
受診について
禁煙外来は、平日の午前診療開始前(15:30ごろ)もしくは土曜日の岸・鳴海医師担当日に谷口医師が担当しています。
30分ほど時間をかけてお話を聞くようにしているため、このような時間帯の受付となります。どうしてもこの時間帯が難しい場合は、他の時間帯で調整可能か検討しますので、一度お問い合わせください。
なお、通常の診療時間外の時間帯での調整となります。
健康保険で禁煙治療をするための要件
- ニコチン依存性を診断するテスト(TDS)で5点以上(下項目参照)。
- 35歳以上の方は、1日の喫煙本数×喫煙年数《ブリンクマン指数》が200以上。
(平成28年4月1日から35歳未満の方については、この要件は廃止されています。) - すぐに禁煙をしたいと考えていること。
- 医師から受けた禁煙治療の説明に同意、説明内容に納得されたときは文書で同意すること。
TDSニコチン依存度テスト
問 | 設問内容 | はい 1点 |
いいえ 0点 |
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1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか? | ||
2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか? | ||
3 | 禁煙や本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか? | ||
4 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか? (イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
||
5 | 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか? | ||
6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか? | ||
7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか? | ||
8 | タバコのために自分に精神的問題※が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか? | ||
9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか? | ||
10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか? |
※(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抗うつなどの症状が出現している状態。
健康保険等による禁煙治療
禁煙外来のスケジュールは12週間を基本とし、その間に5回診察を受けます。
診察時には息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。一酸化炭素はタバコの煙に含まれる代表的な有害物質であり、禁煙を始めることによってその数値は低下します。低下していく数値を見ることで禁煙の励みとなります。
また呼気の測定だけでなく、喫煙歴や症状を把握した上で、禁煙実行と継続に向けてのアドバイスを行い、禁煙補助薬を処方します。ご自分に合った方法を探して、あなたも禁煙を始めてみませんか。